2023.4.5 週なかコラム 面白くない競馬と宮本輝
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こんにちは。
面白くない競馬実行委員会の委員長コバヤシです。
突然ですが、宮本輝さんをご存知ですか？１９４７年生まれの芥川賞作家です。
受賞作「螢川」に代表される川の三部作と言われる「泥の河」、「道頓堀川」が有名ですが、競馬が好きな方にとっては小説「優駿」の著者として知られているかもしれません。
「優駿」は、北海道の小さな牧場で生まれたサラブレッドが、オラシオンと名付けられ、デビューから日本ダービーに挑むまでの、牧場主やオーナー、主戦ジョッキーらを巡る群像劇です。
競馬ファンであろうとなかろうと、とても感動的な名著です。
わたしは個人的に宮本輝さんの作品が好きなので、その流れでたまたま手に取ったのですが、競馬界の人間関係を含め、これだけ精緻に表現するためには相当な取材を重ねられたのだろうと頭の下がる思いでした。
・・・が、宮本輝さんのエッセイなどを読むと、お父さんの影響もあって若い頃には熱狂的な競馬ファンで、借りたお金まで突っ込むほど入れ込んだあげく、「馬の気持ちなんか人間に分かるかいっ！！！」とスッパリ辞めたとありました笑
しばらく活字から離れていて、たまには一冊読んでみたいなと思った方は是非、手にとってみてください。そう、週末の競馬で面白くなる前に。読書であれば、いくら面白くなっても一向に損はしませんよ！！
皆さま、穏やかな水曜日をお過ごしください。
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