2023.1.12 週なかコラム 面白くない競馬と鳥インフルエンザ?!
こんにちは。
面白くない競馬実行委員会の委員長コバヤシです。
馬じゃなくて鳥?とお思いかもしれませんが、今シーズンの鳥インフルエンザ対策で処分された鳥の数が過去最多になったというニュースがありました。
1000万羽が鳥インフルエンザに感染したのか?といえば、答えはノーです。
農林水産省の処分基準によれば、1羽でも感染が確認されると、その農場の鳥はすべて処分対象とされてしまいます。
したがって、1000万羽のうち、実は健康な鳥が99%である可能性も現実的にありうると考えられます。
なぜ、このニュースをご紹介したかというと、この処分基準は、面白くない競馬のゴールドデータの考え方に非常に近いからです。
ゴールドデータは、同一条件であれば過去半年間程度、必ず複勝圏内になる複勝馬券を指します。
ゴールドデータを抽出する前のデータには、1番人気が単勝1倍代、複勝1.1倍のレースも多く含まれていますが、ここから複勝圏内に入らないリスクのあるデータを数多く落としていきます。
見送りレースの情報も予想と同時に掲載していますのでご確認いただくと分かりますが、その多くは結果的に複勝圏内に入っています。これらがまさに、処分された農場の健康な鳥なのです。
処分基準が信頼できるためには、基準に従った処分により罹患した鳥を確実に処分できることが重要です。たとえ健康な鳥を999万9900羽処分することもなっても、わずか100羽の罹患した鳥を逃さず確実に処分できる基準であれば、一見犠牲が大きい基準であっても、基準への信頼度は高まります。
ゴールドデータも同様です。目の前のオッズに依らず過去の傾向に照らしてリスクのあるデータは幅広に落とした上で抽出しています。ですので、落としたデータの中に健康な鳥(複勝圏内)が多く含まれることは、予め織り込み済みなのです。
大切なのは、そうした「ムダ」があることではなく、抽出したゴールドデータのなかに罹患した鳥(複勝圏外)が含まれないことなのです。
それがゴールドデータに対して上限額まで投票することを是とする信頼性に繋がっています。
面白くない競馬では、そのような厳しい基準をクリアしたゴールドデータを、完全無料でレース前に公開しています。買い目のご参考にされたり、興味本位でご覧いただいたり、ご自由にお楽しみいただければ幸いです。
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